ペットと住宅 外壁
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ペットと共生の住宅 外壁

 

 外壁のどんな素材をつかうか。外壁の施工方法、使う材質や色で外観は大きく変わってくる。外観的な形は全く同じでも使う素材によって違いが生じるからだ。 全体のテーマはペットのための住宅なので、犬のために建てた家を三例紹介する。

軽井沢の別荘 1 外壁にレッドシダーという木のサイディングを張った例。このシダーのサイディングは木の中でも非常に耐久性に優れた材だ。 レッドシダーのサイディングにも縦貼りと横貼りがある。左の写真は軽井沢に建てた横貼りの家の例、下に縦貼りの例を挙げた。

2 塗り壁 一般的に多くつかわれるのはジョリパッド(製品名)という塗り壁材だが、ここでは天然素材であるスタッコラートを塗っている例。 大理石の粉末を原料とする天然素材の塗料だ。なお一階部分が木のサイディングで二階または妻の部分を塗り壁とすることも多い。

3 ログハウス、すなわちログを立ち上げると壁材がそのまま外壁材となる。ここに紹介するのはD型(内面はフラットで外部が丸みを帯びている)のマシンカットのログハウスである。 他にもいくつもの方法がある。
上に写真の家 施工例  軽井沢のログハウス住宅    間取り例 地下に駐車場の住まい f003

ペットと共生の住宅 外壁 

 

外壁 木のサイディング  

  

 外壁にもシダー材を貼ることになった。  シダーの外壁にはチャネルサイディングという縦貼りのタイプとべベルサイディングと呼ばれる横貼りのタイプがある。同じレッドシダーを使うが材料の形も、出来上がった時の雰囲気も違ったものになる。どちらを選ぶかは全く好みによる。材料と工事の全体を考えるとコストはそれほど差は生じない。考えた末ITさんは縦バリを選んだ

  
蓼科の別荘
外壁

  シダーのメリットはいろいろあるが、外壁に使用する場合は何といってもその優れた耐久性だ。 カナダやアメリカでは屋根材にシダーが使われるほどだ。
レッドシダー

 家全体がいわば大きな犬舎「私たちにとって、犬は家族も同然だから、犬たちを専用の部屋などに押し込めたくないんです。 いってみればこの家が大きな犬舎。いつも一緒に触れ合うことが出来る環境が理想です。基本的に今住んでいる家のつくりを次の家 にも生かそうと思いました。

 今回の家づくりで、まず念頭においたのが素材。犬にとって一番いいのは天然素材。で、雑誌などで 研究したら、防虫効果のあるレッドシダーのことを知ったんです。シダー材はダニなどに強いからペットを飼っている人には最適 なんですね。それに消臭効果にも優れていますしね」 5匹の犬たちのためともちろん自分たちのために蓼科に別荘を計画したITさんは、 こう語った。

 レッドシダーの防虫効果 「いくらきれいにシャンプーしても、外に出ればダニやノミがトビついてくるんです。特に芝生にいるノミは犬につきやすいんです。散歩に行けば、必ずノミを持って帰って考えたほうがいいです。
 犬はノミにさされると、ノミアレルギーになるケースが多いんです。その症状になると皮膚がただれてしまう。だから、ノミが出来るだけ入りこまない家が理想だと・・・」レッドシダーの大きなメリットに消臭効果と同時に防虫効果に優れていることである。 外壁にシダーを使ったのはそういうメリットも考えた末である。
建築例 犬と共に住む住宅  間取 サンルームのダイニングの家

外壁に塗り壁 

  

 外壁に天然素材の塗り壁をつかった住宅

伊豆の住宅 ベランダ

犬は人に比べるとはるかに野生に近い。野生等物の世界には、無機質な物体は持ち込まない限り存在しない。 「建築材料のすべてを天然素材でまかなえれば、犬にとっての居心地の良さに通じるはず、と、Tさんは家のコンセプトに自然を挙げ、 天然素材にこだわった建築材料選びをしている。そして最もこだわったというのが壁材だ。内壁に珪藻土、外壁にスタッコラート(大理石の粉末が原

料)を使用することで、電力や機材を使わずに自然換気、湿度調節、臭気排出をする壁が出来上がっている。 屋根にもテラコッタ(素焼きの瓦)を載せた。植木鉢などにみられるのと同じオレンジ色の瓦を、再度窯にいれ、茶色系にしあげられている。 この家が“犬小屋”と称されるのは、室内で生活する犬のために、自然の力と天然素材で室内環境を維持させているからだと感じた。

スタッコラート: スタッコラーストとは天然の大理石の砂粉末をもとにした天然素材の塗り壁材。弾性性能と耐候性など優れた性能 ・機能を備えている。大理石の砂が作り出す質感は家に独特の表情を演出する。 また、顔料にも鉛や水銀を一切使用しておらず、 揮発性有害物質を一切含まず、ノンホルム。安全無害な天然素材の塗り壁材だ。

右上:ワイルドさとエレガントさがうまく同居した外観。デッキからの眺望をさえぎるものはない。海と町並みがT邸の借景だ。

建設例 ペットと共生の住宅   間取   

ログハウスの外壁 

  

犬のために建築した八ヶ岳の別荘

 
八ヶ岳の別荘
別荘の外壁
  外壁は当然ながら 丸太である。D型のマシンカットのログハウスなので内壁はフラット、外壁は丸みを帯びてログハウス独特の外観を呈している。 ウエスタン・レッドシダーの独特の落ち着いた合いを呈している。  

Oさんが消臭効果、防虫効果をを期待してウエスタン・レッドシダーを選らんだのだが、ログハウスの場合他の構法の家に比べ圧倒的に外壁に使用される「木」のボリュームが多い。その分効果は大きいと言える。

ペットのため、レッドシダー製のD型マシンカットのログハウスを八ヶ岳に建てた。
レッドシダーには非常に消臭効果のある天然素材である。そのためペットの臭いはまったくといっていいほど感じられない。ログハウスは木(丸太)を使用するボリュームが他の家より段違いに多い。それだけ消臭効果もあるというわけである。

ボルゾイはロシア原産の非常に大型の犬種だ。ロシア原産だけに暑さに弱い。その2匹のボルゾイのためにOさんは八ヶ岳に別荘を計画した。真夏の東京ではぐったりしていたペットたちも、ここに来ると途端に元気になり、うれしそうにノビノビと遊び回るのだとか。断熱性に優れているということは夏の暑さを遮ってくれる効果がある。

  断面はD型のため、外部は丸くログの自然な味わいを出し、内面はフラットにすることで機能的で使いやすい空間を確保している。

埼玉藩王の別荘 外壁

別荘 外壁 


埼玉の別荘完成したログハウスを横から見る。










別荘 外壁(建て方) 

埼玉の別荘 建て方
角ログの壁が組まれた ところ。












フロンティアワールドの家 ラインアップ 

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