北米のログハウス
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北米のログハウス

蓼科のデザインハウス北米、即ちカナダやアメリカはログハウスの故郷。
当時はログハウスという言葉はなく、ログキャビン(丸太小屋)
と呼ばれていた。開拓者の時代殆どの家はこのログキャビンだった。
 
1987年、第二回のカナダでのログハウスの学校を開催した。
過去と現在、ログキャビンの時代からログハウスへ
前半の10日間はカナダの山中でログハウスの学校を開き
後半10日間カナダを旅して、ログハウスとログキャビンを見学
しようという計画である。
毎日グラフ誌


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1北米のログハウス スクールサイト

 自然のままの丸太を組み合わせて作るユニークなログハウスが、今、日本でブームになっている。手作りのログハウスは、カナダ、その中でも太平洋のブリティッシュコロンビア州がなんといってもメッカ。
昨年10月、私はその本場でログの技術を学び、プロの手による実際の家をみてあるこうというスクールを開いた。
スクールサイト スクールサイトはカナダBC州の国立公園の近く。

ここで、実際にログハウスを組みながら「ログハウスの作り方」を学ぶ・。
参加者の多くは私が日本で開校したログハウスの学校の参加者達であり、初歩的なログハウスの技術 は学んでいる。

 ダンはそんな生徒たちのため特別なデザインを考えてくれたた。

写真右: スクール3日目、次第に形が見       えてくる
写真下:完成してくみ上げる。
     壁面はツーバイフォーのパネル     地上で組み生徒全員で 一挙に      はめ込んだ。
     
 スクールでの最終日にクレーンで屋根組を壁の上にのせ、ログワークが完成した。
この家は、何回かに分けて大型ヘリコプターで高山に運ばれ、レスキューハウス(避難小屋)になる予定。

講師のダンミルン
このをカナダ企画のカナダ側のアレンジをしてくれたダン・ミルン カナダの一流のビルダーである。
夏に日本で開校したログハウスの学校にも5年間講師として参加して手伝ったくれた。
「ログハウスのつくり方」:の三浦の共著者でもある。

 

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2 北米のログハウス ログワーク

ログハウスに魅せられた男たち

 


 大工 牧場経営者ら 13人が参加
 私が日本人して初めて、ログの技術を学んだのが、ここカナダのブリティッシュコロンビア州(B・C州)である。その時に知り合ったのがダン・ミルン。カナダでも指折りのトップビルダーの一人である。

 帰国後、ログハウス作りの会社を設立して多くのログハウスを建てるかたわら、毎回夏、彼を日本に招き、八王子サマーランドでログビルディングスクールを開いてきた。

 その年の秋には熱心な卒業生たちを連れB・C州で現地スクールを開いた。今回はその二回目。スクールと見学ツアーの期間は十月四日から十八日。

  前回と同じ場所でダンが現地の準備を全てやってくれた。場所は州の真ん中に位置するウエルズグレイパークという広大な州立公園の一角である。

 

ログトップ 参加者は十三人。レストランの経営者、大工、会社員、農業、牧場経営、ラジオのディスクジョッキーなど年齢、職業、出身地はさまざまで、共通するのはログに魅せられ、自然を愛する心を持っていること。参加費は一人六十八万円。
写真上:高所でのトリミング作業。的確    なチェーンーの技術が要求され    る。(九州から 参加してくれた    大工の中村さん)


 

ログハウスの学校

佐藤とダン スクールの前半は、実際にログハウスを組みながら技術を習得してもらう。生徒の大半は日本での私のスクールに参加した経験者なので、ダンと相談の上高度の技術を要求されるデザインとプログラムを組んだ。

 作業は主にチェーンソー(木を倒す道具)を使う。量感あふれる太い丸太だから、一斉にチェーンソーが鳴り、のこ屑が飛び散る様はなかなか壮観である。

写真右:ダンはログに関するあらゆる疑問に答えてくれた。
       (左から大工の仲村さん 中央はスクールのスタッフ 

一日の作業が終わるごとに出来上がりに近づいていく喜び、物を作る充実感、新しい技術をみにつけていく楽しさや確かな手ごたえがある。

 皆の顔はとても生き生きとして遊びに夢中になっている子供の表情を取り戻している。スクールでの最終日にクレーンで屋根組を壁の上にのせ、ついにログワークが完成した。

写真下左:5参加者中の最年長の宮崎さん(埼玉62歳)自分のログハウスを建てるのが夢
写真下右6チェーンソーを構える時は真剣そのもの。東京から参加の大山さん

宮崎さん 大山さん

 

 自分たちの造った家がカナダの山奥に半永久的に存在しつづけることになる。これが我々の心をとても豊かにしてくれる。

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アクティビティ

スクールの合間にアウトドアスポーツもしっかり楽しんだ。カヌーもたのしかったが、ホースバックライディング(乗馬)が一番の人気。カナダの乗馬はいわばスパルタ式で、ちょっと馬の扱い方の説明をうけたかと思うとすぐに出発だ。「これで大丈夫かなと」と思う間もなく平原を抜け林の中のトレイルに入っていく。絶壁のすぐ脇を通り冷や汗を流したりしながら、いつの間に何とか馬を操っているではないか。が、やっと慣れたかなと思ったころ、スタート地点の平原にでると、我が家が近づいたせいか馬が失踪始めるからたまらない。振り落とされまいと皆必死だった。 先導してくれたピーターはこのスクールサイトのオーナー。大がかりなアウトドアのスクールを夢見ている好青年だ。

カヌー 馬

写真上左: カヌーはカナダを訪れたら是非体験してみたいスポーツだ。
写真上右:ホースバックライディングを全員で楽しむ。

3 北米のログハウス ログハウス見学の旅へ

多くのログハウスと人との出会い

エドの作品スクールが終わるといよいよログハウス見学の旅である。この旅の間に多くのログハウスや沢山の人たちと会い、数々の想い出を残すことが出来た。

 中でも八年前にダンが作った家のオーナー、ジム(63)とルー(59)夫妻の暖かい 人柄ともてなしは心に残った。元は木材会社に勤め、今は引退しているが、本当に自分の家を愛し、土地を愛し そこでの生活を心から楽しんでる様子がその言葉の端端に感じられた。

写真右:エド・キャンベルの作品。屋根はシダーシェイク。
    

写真下左:デル・ラドムスキーのスタッフモンティの自宅。ログ部分が美しいカーブ(アーチウエイカット)を描き、      ログハウス独特の雰囲気を作り出している。

アーチウエイ 二階から


ジムとルージムはクロスカントリースキー、乗馬をやり 奥さんのルーは絵を勉強している。

 最近になって二人でスクエアダンスを始めたという。それほど裕福ではないが、心の豊かさ、余裕を感じた。

 またこの家を建てたダンの友人であるデルラドムスキーのスタッフ、モンティはなかなかの美男子で均斉のとれた体をしてる。聞くと、ボディビルジムを作るのが夢だという。彼が建てたログハウスも とても住み心地がよさそうだった。

写真右:ジムとルー夫妻は我々を本当に暖かくもてなしてくれた。

BC州 ウイスラーのログハウス

バンクーバーから約二時間の所に北米最大というスキーリゾート地ウイスラーがある。ここは色々な素晴らしい ログハウスがずらりと建っている。アンドリューはダンの下で修業した後、ここでログハウスつくりに情熱をそそいでいる。彼の仲間のマテオと一緒に、同じビルダーのよしみで忙しい中、丸一日我々を案内してくれた。

 

ツノ レイカー

見学した一棟一棟が将来自分の作るだろう家のイメージ作りをする上でとても役に立つ

 


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4 北米のログハウス 旅の終わり

デル・ラドムスキーのシェル

写真右:ログハウス見学のツアーの途中に、デル・ラドムスキーが生徒たちに作らせたログを見た。

一棟のログハウスを完成させ、多くの人たちと出会い、カナダの大自然を楽しみ、あっという間の十六日間であった。
忙しい日本での日常生活に戻っても、この体験は各々の心のどこかに豊かに生き続けるに違いない。

学校が終わり後半のカナダ横断のログハウス見学ツアーに。
多くのログハウスそしてログハウスをこよなく愛する多くの人たちに出会えた旅だった。

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