犬と住む家
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犬と住む家 

蓼科のデザインハウス
防虫、消臭効果の強いレッドシダーで、愛犬たちの別荘を作りたい
レッドシダーは犬や猫などのペットの大敵ダニに強いのが
大きなメリットでもある。

ご主人の一瀬さんは会社の経営者でありながら
プロのハンドラーの資格を持つ大の犬好き

犬たちの為に、レッドシダーをふんだんに使った別荘を
蓼科に完成した。









掲載:「犬と住む家」
(株)学習研究社

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1 犬と住む家 素材にレッドシダー

ご主人はプロのハンドラー
30年のキャリアを生かした 犬と一緒に生活をするための家づくり
細やかな配慮が犬にも人にも暮らしやすい環境をつくる

「結局、自分たちが楽をするためなんですね。そのためにこういうふうに作った方がいいと思ったんです」

長野県の立科町にある一瀬さんの別荘は、標高1600mというとても見晴らしのいい場所に建てられている。間近には蓼科山や女神湖を望むことができ、夏には花火が、冬にはゲレンデのあかりが美しく輝く。訪れた者をくつろがせ、和ませる空間がそこにはある。

一瀬さんの家には大型犬、小型犬を含め5頭の犬がいる。犬も人間も暮らしやすい家、それが今回の家づくりのポイント。部屋の中やテラスまで、あちらこちらに工夫が見られる。

「一番気をつけたのは床や壁の素材ですね。ここではウエスタン・レッドシダーを使っています」

シダーは犬のダニ防止にもなり、また臭いを消す効果がとても強い素材でもある。

「ずっと住んでいると、いくら換気をしても犬の臭いは染みついてしまうんです。でもシダー材にしたら全然臭わなくなりました。木の香りがとてもよいので、玄関を開けるとさわやかな香りがするんですよ」

シダー材は、通常壁面には人の腰の高さまでしか使用しないのだが、ここでは犬(ゴールデン・レトリーバー)が立ち上がったときのことを考えて190cmの高さにまで使われている。

「床はどうしても傷がつきますが、ムク材ですので合板のようにめくれないのがいいですね」

別荘としては日本で最も標高の高い場所に建てられた一瀬さんの別荘。近くには蓼科山や女神湖が見える

建材としては最高級のウエスタン・レッドシダーは、防虫、消臭効果に優れているだけでなく、香りに含まれるαピネンという成分は、疲労回復にも効果があるとされている。また人間や犬のアトピーにも効く。耐久性があるため、防腐処理をせずに外気にさらしておいても問題はほとんどない。日本では「米スギ」といわれるが、シダーはスギではなくヒノキ科。


 



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2 犬と住む家 犬も人間も暮らしやすい



玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのが階段。犬が登りやすいようにと16段の緩やかな段差になっている。小型犬は抱っこをして上に上がる。
 
一瀬さんのこだわりという丸太がアクセントになっている。キッチンを含め居間の部分が吹き抜けになっていて、開放感あふれるスペースだ。
 
室内の扉はほとんどが引き戸になっている。扉の向こう側で大きな犬が寝てしまっても開けられるようにするためだ。

 
2階のロフト部分は、手すりの下に丈の低い壁を設けて犬が落ちないように工夫されている。和室が欲しかったが、犬も入れるようにフローリングにしている。 玄関のドアを開けると奥の居間までバリアフリーになっている。一瞬どこで靴を脱げばいいのか戸惑う人もいるとか。犬にはやさしいつくり。

テラスの扉はすべて内開き。外開きだと開けたときにすき間から犬が先に飛び出してしまうため。また扉には犬が勝手に開けないように登山用のフックがかけられている。
通常より広く作られたテラス。これだけ広いと犬も人ものびのびとくつろげる。標高1600Mならではの眺望も素晴らしく、空気もさわやかで気持ちいい。
テラスの床のすき間の幅は一番小さいチワワの足を計って決めている。また冊の幅はヨークシャー・テリアの肩幅に合わせて。ジグザグのラティスは後から取りつけた。

テラスに設けられたテーブルは一瀬さんのお手製。訪問客と一緒にお茶を飲んだり、犬も人も和む空間。
   
犬専用の砂利敷きのトイレ・スペース。砂利の上でトイレをするようにしつけてあるため、犬たちは勝手にここですませる。雨や雪でも大丈夫なようにと屋根は後からお願いしてつけてもらった。


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3 犬と住む家 犬用のトイレ


「冬はマイナス20℃になるんですが、家の中は暖かい。朝ちょっと暖房をつけておくと、一日中暖かいんです」 24時間換気にしたため窓を開ける必要がなく、暖かい空気を逃さない。あちらこちらに大きな窓のある一瀬さんの家では、日の光をたくさん取り込み、それが温室効果となって冬でも暖かいという。

「防寒のためには大きい窓はだめだって言う方もいるんですが、ガラスを二重にして日の光を取り込んだほうが暖かい。アルミ製だとどうしても結露してしまうのですが、木製、特にシダー材の窓は結露しません。シダーは人間にとっても、愛犬にとっても、最適な素材なんですね」

<一瀬さんの別荘の間取り図。2階建て>
 

砂利敷きのトイレ・スペースはテラスの片隅に大きく設けられている。屋根は後からつけ足したものだが、このスペースがあることで、犬たちも好きなときにトイレに行くことができる。
「ここに来ると、犬の世話をしなくてすむんですよ。自分たちで勝手に遊んで勝手にトイレに行きますからね」

お互いつかわず、のびのびと生活を共にする。一瀬さんの犬たちはとてもくつろいでいるし、みんな穏やかな顔をしている。結局、犬が暮らしやすい家というのは人にもやさしい家ということなのかもしれない。

ご主人の一瀬譲二さんと奥様の洋子さん。ご主人はJKC(ジャパンケネルクラブ)公認のハンドラーで、ドッグ・ショーでは自分の育てた犬でショーに出場する。別荘の設計は奥様のアイデアが生かされている
 

確かにここには細かい気配りが多く見られる。たとえば、階段。これは通常14段のところを16段にしてある。犬が年老いたときに上り下りが苦にならないようにという配慮からだが、もちろん人間にもちょうどいい段差だ。それから室内の扉はほとんどが引き戸。これは犬が扉の前に寝そべって開けられなくなることを避けるため。また室内はすべてバリアフリーになっている。

「これまでの経験を生かして設計したので、不満はまったくありません。改めてよかったと思うのはテラスを大きくつくったことと、犬のトイレ・スペースをつくったことですね」
空気がさわやかなため、犬も外にいる時間が長いという。のびのびするためにも多少部屋が狭くなってでもテラスは大きくした方がいい、と一瀬さんは言う。
「それに部屋が汚くても、テラスが広ければお客さんも呼べますからね(笑)」

<テラスで思い思いにくつろぐ>
 

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