ツーバイフォー工法

建築知識

ログハウスHOME > 住宅建築>ツーバイフォー工法

06ツーバイフォー工法

二階

他の構法
ポスト&ビーム
ハンドカットログハウス
マシンカットのログハウス


工事の種類
01地鎮祭 02仮設工事  03基礎工事
05-1屋根材















  • ツーバイフォー工法は正式には枠組壁工法といい、北米で開発され普及した建築工法です。
  • 床、壁、天井が初めから面として造られ、面と面を組み合  わせて六面体を組み立てていきます。
  • ツーバイフォー即ち 2インチ×4インチの木材を単位とし  て使うため、こう呼ばれています。
  • ※建築基準法上は枠組み壁工法ですが、一般的には
       ツーバイフォー工法のほうが分かりやすいので
        ここでは「ツーバイフォー工法」という言葉を使います。

  • ツーバイフォー工法とそのメリット

    ツーバイフォー工法の日本への導入

    壁面は 間柱を一定間隔(406mm)に並べ、それに構造用合板を貼りつけ面を構成していく即ち、 間柱を構造用合板で挟みパネルとし、そのパネルを組み合わせて 立体(家)としたものがツーバイ フ ォー工法の家である。

    カナダ、アメリカ木造建築の伝統的な建て方で 現在ではアメリカ及びカナダの木造住宅の90パーセント以上が ツーバイフォー工法で建てられているといわれる。昭和49年(1974年)在来軸組み工法と同様な一般的な工法として認めら、オープン化されて以来建設戸数 は順調に伸び、1990年には4万戸を数えるまで成長 し木造住宅の一角を占めている。いわゆる「輸入住宅」の多くはこの工法に入る。

    ツーバイフォー工法の材料


    建て方1 
    ツーバイフォー(2インチx4インチ)とは規格化された材の総称。
    ツーバイフォー工法の家を構成する材が2inchの倍数に規格化されているのでこの構法の名前の由来である。 DIYショップで売られているツーバイフォー材はこの中で断面積が(2インチx4インチ)の物を特定して言っているので混乱しないように。
    (注)仕上げ後の実際の寸法は 1 1/2インチx 3 3/4インチ=38mmx89mmとなる)
    ランバーのサイズ 

  • 2x4 (ツーバイフォー)   厚さ2インチx  巾4インチ→仕上げた状態で38mm×89mm
  • 2x6 (ツーバイシックス)  厚さ2インチx  巾6インチ→ 仕上げた状態で38mm×140mm
  • 2x8  (ツーバイエイト)  厚さ2インチx  巾8インチ→仕上げた状態で38mm×184mm 

    ツーバイフォー工法のメリット

    断熱性に優れる ツーバイフォー工法

    建て方2 ツーバイフォー工法の第一の特徴は断熱性に優れていること
    面構造によって高い気密性や断熱性も確保され、快適な 住まいが実現出来る。 なおスタッズ(間柱)にツーバイフォー(2x4)の寸法を用いるのが標準であるが  2x6を用いるものを2x6工法ともいう(当社の標準)
    壁の厚さが(内寸)が89mmに対して140mmもの幅になり、断熱性はさらに増すことになる。(性能の同じ断熱材を充填する場合は断熱性は 壁の厚さにほぼ比例する)

    ツーバイフォー工法の耐震性

    建て方3 ツーバイフォー工法の第二の特徴は構造的な強さである
    マッチ箱を頭に思い浮かべみよう

    ツーバイフォー工法は6面相互の緊結により家を形づくる、構造耐力に優れた枠材と面材とが一体となった『面』で支える構造である。
    地震や台風などの力を建物全体で受け止め、荷重を全体に 分散してしまうので、外力に対して非常な強さを発揮する。  

    東日本大震災

    社団法人 日本ツーバイフォー建築協会が被害の状況を調べ報告しています。以下その内容の概略
    4mの津波に耐えたツーバイフォー住宅
    平成23年3月11日三陸沖を震源とした東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きました。地震発生後1ヶ月半が経過した4月末に被災地のうち、まず仙台・石巻地域において会員会社がこれまでに供給したツーバイフォー住宅の現地調査を行い・・・
      調査対象住宅は20,772戸(平成23年7月28日現在)そのうち、当面補修をしなくとも居住に支障ない住宅は19,640戸で95%。津波による被害を除けば、当面補修をしなくとも居住に支障のない住宅は98%、阪神淡路大震災や新潟県中越地震でも判明したツーバイフォー住宅の高い耐震性が今回も実証されました。

    ツーバイフォー工法住宅の 地震保険

    日経記事「ツーバイフォー工法の地震保険の保険料が半額」

    平成20年11月29日(土曜日)の日本経済新聞に掲載された記事を紹介します。
    ツーバイフォー工法が耐震性が高いと公式に認定された結果です。

    要旨を抜粋すると
    ○ツーバイフォー工法の建物などは保険料が5割下がります。
    ○建物は耐震性が高い構造(イ構造)と低い構造(ロ構造)の2種類がある。
    ○ツーバイフォー工法の建物などは、より耐震性が高いと判定され、保険料が大幅に下がります。

    地震保険の保険料が建物の種類によって上がったり下がったりすることになった。ツーバイフォー構法の建物などは保険料が五割前後下がる一方、 外壁が軽量気泡コンクリート(ALC)の木造住宅は30%上がる。地震保険は地域や建物の耐震性によって保険料が違う。
     建物は耐震性が高い構造(イ構造)と低い構造 (ロ構造)の二種類がある。地震保険料を決める損害保険算出機構が、とちらの建物に区分するかの判定方法を見直すことに伴い、一部の建物で保険料が変わる。 料率機構によると、契約者全体の8%で保険料金が上がり、1%で上がる。約九割の人はそのままだ。地震保険は火災保険とセットでしか加入出来ないので、 来秋以降に火災保険を更新する際に新しい地震保険を適用する。

    耐火性に優れている ツーバイフォー工法


    ログとツーバイフォー

    木材は燃えやすい性質をもっている。しかし、ある程度の太さや厚さがある木材は、いったん燃えても表面に炭化層をつくるだけ。火は内部まで進行しないため、 強度が低下しにくいという性質をもっている。  

    またツーバイフォー工法の住宅では、2重3重の防火機能をもついわゆる「ファイヤーストップ構造」によって火災時の被害を最小限に抑えることが出来る。
    火の通り道となる床や壁の枠組材などが、ファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断し、上階へ火が燃え広がるのをくい止め、また床根太、枠組材などが 一定間隔で組まれている床や壁の内部構造は、防火区域がいくつもつくられているのと同じ状態です。この一つひとつの区画によって火の進行はさらに遅くなる



    2 .ツーバイフォー工法の仕組み


    根太
    一階床

    ツーバイフォー住宅を分解して模式図にすると下のようになっている

    現場組とパネル組

    ツーバイフォー工法の組方には床や壁の材料を現場でカットし組み立てていく方法(現場組)と床や壁を工場で予めパネルにしておき、建設現場で一機に組建てていく パネル組みがある。

    ツーバイフォー工法の順序(便場組の場合)

    ツーバイフォー工法 下から上に
    1・最下段 基礎 (図右上)
     土台の上に床を支える根太と呼ばれる構造材を16イ ンチ間隔で設けていく。

    2.床合板を貼る(図右下)
     根太の上に床構造用合板と呼ばれる板を貼っていく

    3.1階壁パネル→二階床合板(図下左)
      敷かれた床合板の上にチョークライン(墨)を引きそ れに沿ってスタッド(間柱)を設置して、壁構造を作っていく→ 一階の壁を立ち上げると、その上に二階の根太を置き→床下地お合板を貼っていく。壁面は 間柱を一定間隔(406mm)に並べ、それに構造用合板を貼りつけ面を構成していく。

    4.2階壁→屋根垂木→屋根下地の合板(図下右)

    二階床 屋根構造

    ツーバイフォー工法 現場組とパネル組

    ↓ツーバイフォー住宅 壁のパネルを組む

    ツーバイフォー工法 組み方の二つの方法

  • 建設現場でパネルを組み立てるのに、大きく分けて
      二つの方法があります。
    @工場でパネル化して、クレーンを使って素早く
      立ち上げる方法、
    A 材料を持ち込み建設現場で間柱、合板を
       組み立てていく方法
     @とAは一長一短ですが、クレーンが入らない住宅地などでは現場で
      組まざるを得ずAの方法をとる場合もあります。
     
  • ※工場でパネル化したほうが工期が大幅に短縮できます。
     

    フロンティアワールドの家 ラインアップ 

    ハンドカットのログハウスからコンクリートのマンション、一般住宅まで。
    フロンティアワールドの「家」のバリエーション

    ハンドカットのログハウス
    マシンカットのログハウス ポスト&ビーム 別荘
    ハンドカットのログハウス
    マシンカットのログハウス ポスト&ビームのログハウス 2×4工法とログハウス
    山中湖の別荘 ラウンジ 住宅 マンション
    2×4工法 大規模ログハウス 一般住宅

    RC(鉄筋コンクリート)


    ページトップへ

  • ページトップへ