ログハウスのペンション　

• 六角形の部分がレストラン。ノッチが90度ではなく120度であることがわかる。まわりをベランダが取り囲んでいる
• 右側にログハウスを＋の形で組んでいるのが入口の丸太組の壁　
• ロビーを歩いていくと廊下が右に折れ曲がり、その左右に客室が並んでいる。
  　（ 「ログハウス専科」（山と渓谷社）よりの抜粋 ）

1-3　ペンション内部

　

◆写真右　客室の下4段は丸太（ピースエンピース）
　　　　　　　上　は塗り壁で変化をつけている
◆写真下左：メゾネットタイプの客室
◆写真下右：階段を登ると寝室になっている

◆写真下左　：ロビーから客室側を見る。廊下を挟んで左右に客室が並んでいる
◆写真下右　：レストラン部分。中心にある太いログの柱の先端から登り梁が走りそれを頬杖で支えている

2　ログハウスのペンション　制作と建て方

　　　

2-1　日本とカナダの合作

　 ◆　写真下　：バンクーバー郊外のジョブサイト。ペン　　　　　　　　ションの各パーツが所せましと並べられ　　　　　　　　ている
　　　　 　　　
◆写真右　　　　下の写真を拡大
　　　　　　　　　　奥にみえるのがレストラン部分の壁。　　　　　　　　　　手前側に組まれているのが玄関　　　

　　　　　

◆写真右　； 日本から派遣した4人の大　　　　　　　工がログの継手や仕口、ホゾ組
　　　　　　　みなどを担当、カナダのビルダー
　　　　　　　が丸太の壁の加工を受け持った。　　　　　　　
　　　　　　　伝統的な日本の木工技術
　　　　　　　とビルダーたちの共同作業　　　　　　　である

◆写真下左　：柱と柱の間を埋めるフィラー
　　　　　　　　と呼ばれる部分の加工。
　　　　　　　　　チェーンソーを使い、フィラーの両端にキーウエイと呼ばれる溝をカットする
　　　　　　　　　こ高度なチェーンソーワークが要求される
◆写真下右　：丸太の皮を剥く（ピーリング）のも重要な作業だ。単調そうにみえるが、体力と忍耐力＜そして
　　　　　　　　　以外に技術が必要。作業員はピーラーと呼ばれる。手に握っているのはドローナイフと呼ばれる　　　　　　　　　道具。　 　　　　

2-2.ログハウスのペンション　建て方

　　　　写真下左　：トラス（三角形に組んだ小屋組み）のログ。かなりの急角度なので丸太に取り付けた臨時の　　　　　　　　　　　　はしごを慎重に登る　　　　

 

◆写真右　：ログの建て方が無事終了しクレーンで吊り　　　　　　　上げて撮影した
　　　　　　　上のほうに見えているのは宿泊部分。
　　　　　　　　手前側にペンションの受付の一部が見え　　　　　　　　ている。
　　　

　　　

　　　

　　　

 

　　　

2-3　継手と仕口

このログハウスには日本の木工技術、 仕口や継手が　施されていいる。
　カナダのビルダーは 初めてみる技術に目を見張った。