結露防止

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結露防止 390



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 結露防止、露対策は住宅の健康のためには重要な要素
かびくさい家、いやですね。その原因の多くは結露
なんとかならないものだろうか?

 結露は健康住宅の大きな敵。 家の耐久性に多大な影響を与える。 断熱効果を下げ、カビを発生させ、 住宅と住む人、両方の健康に影響を与える原因となる。
  完成した状態では見えない部分が問題になるので果たして結露対策がなされているかどうか注意が必用

結露はどうして生ずるか? その対策は?
結露防止 結露対策の基本的になことを学ぼう


1 結露防止 結露の種類

結露には 表面結露と内部結露がある

家屋の場合、表面結露と壁体内結露(内部結露)に分かれる。
・表面結露=室内の空気中の水蒸気が壁などの低温部  に触れてその表面に凝結するものをいう
・壁体内結露=壁体内の水蒸気が温度低下に伴って凝 結する現象


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2 結露防止で問題なのは壁体内結露




1 壁体内結露の原因

  水蒸気を含んだ室内の空気が壁を通って屋外に流出するとき
 その一部が壁の中にとまる→その水蒸気が 室内外の温度差により結露し水になる
 これが結露の原因である

 
2 壁体内結露による被害。
 壁体内結露は健康住宅の敵
 壁体内に結露が発生すると水分は断熱材の繊維を伝わり、柱や土台などの構造材や内装材をぬらし腐朽や断熱材の性能低下などの被害をもたらす。

3 壁体内結露の仕組み
水蒸気を含んだ室内の空気が壁を通って屋外に流出するときその一部が壁の中にとまる→その水蒸気が室内外の温度差により結露し水になる→断熱材をぬらし断熱効果を低下させる

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3 結露防止 家の各場所ごとの対策

仮の写真
結露を防ぐ 施工上の注意
  施工上の見えない部分に注意をしてもらいたい
家を構成する要素で結露防止上大切な場所は
1 基礎と床
2 壁
3 窓
4 屋根 

壁 床 基礎 屋根に 空気の通り抜ける 仕組みを作ること

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4.結露防止 基礎と床の対策


基礎パッキン(床下の通気)
左は土台をセットしている写真
土台の下に黒くみえるのが基礎パッキンである

換気が充分でないのが床下結露が 問題になる大きな原因である
従来はコンクリート基礎に等間隔に小さな換気口を設けていたが、
これでは床下の換気が充分なはなされていなかった。
の板状の 物を並べている。 これにより基礎全面にわたっての換 気が 可能になった。 

左写真: 根太の間にスタイロフォームををセットしている
これにより 床下と室内が断熱されている






下:コンクリートと壁の間に基礎パッキン   基礎とパッキンの間のスペースは通気口のあいた特殊な板金が
が見える                      セットされていて雨や虫の進入を防いでいる(黒く見える部分)




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5.結露防止 壁の対策

外壁に設ける空気層が重要

結露防止のためには、階壁の構造用合板と仕上材の間に空気層を設けることが重要。

合板の上にタイベック(後述)を貼り、その上に胴ぶちと呼ばれる
板を等間隔jに張っていく
外壁の仕上げ材(当社の場合はシダーサイディングなど)
とこの胴ぶちの上に空気層が出来るわけである。



その空気層が結露を防ぐ上で重要な役割を果たす。
内壁にポリエチレン

壁の内壁面には室内の水蒸気が壁の中に進入しないよう、 ポリエチレンフィルムが貼られる。











ベーパーブーツ
上の図のように、室内の水蒸気は壁内部に入らないよう、壁内側に ポリエチレンフイルムを貼る
しかし、スイッチ、コンセントなどを取り付けるため、 フイルムが一部穴があく。
その隙間から水蒸気が入ってしまうと何にもならない。

  その穴をふさぐためにベーパーブーツというプラスティック製のものを入れ→コンセントなどを取り付け→周囲にテタックテープを貼り万全を期している。(この養生をしないメーカーも多いので注意)

ブーツをいれ→その中にコンセンとなどをおさめ→周囲にテープを張る      白い箱状のブーツ↓

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6.結露防止 家を保護する(タイベック)

タイベックの原理は ゴアテックスと同じ
 
  デュポン社が開発したポリエチレンを原料にしたシート状の製品である
  アウトドア製品によく用いられるゴアテックスの原理を考えると理解しやすい
 呼吸はするが、水を弾くというのがゴアテックスである。

  同じように タイベックに包まれた家は、
室内側の水蒸気は壁体内に流入するが、タイベックがこの水蒸気を外側の通気層に通過させてしまい
壁体内に水蒸気が残留することがない。

壁体内結露を防ぐ強力な素材 まさに健康住宅のために開発され進化を続けている素材。

タイベックの性質
1 空気や水滴は通しにくく、抜群の透湿性(アスファルトフェルトの40倍)を備えている。
2 紙に比べて軽く、引張り、引裂きに抜群の強さを発揮する。
3 防水性に優れ、水による寸法及び強度変化はほとんど見らない。
4 ほとんどの酸・アルカリに対して不活性であり、強さを保持する。
5 摩擦にも強く、耐久性に優れている。 6 -70℃までの低温でも、強度及び柔軟性に変化は見られない。
完全燃焼時には、炭酸ガスと水に分解され有害ガスの発生はない

但しタイベックのこの特性を有効にするには通気層を設ける必要がある

タイベックの材料
0.5〜10ミクロンのポリエチレンの極細長繊維をランダムに積層し、
高熱と圧力だけで結合させたシート(不織布)。
優れた透湿・防水性能を有し、抜群の強度と耐久性能を保持する。



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7.結露防止 窓 ガラス












  


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8.結露防止 屋根

棟換気の重要性

屋根の結露防止には 二つの大事なポイントがある
   @ 断熱性能の良い断熱材を使用すること。   A 空気の流通を確保すること。

屋根(天井)の結露はどうして生ずるか?
 昼は外部の温度が高く、屋根材も温度が高くなっている。
 天井と屋根の間(屋根垂木と断熱材などで構成=以下A空間)も暑くなっている。
  夜は外気が急激に下がり→屋根仕上材(カラー鋼板など)が冷える
  しかし、対策していないとA空間は暑いままである。
      ↓
 結露は内と外の温度差が原因→温度の高い側の湿気が結露となる。
       ↓
 A空間の上部が結露し→結果的には断熱材を湿らせる。

屋根(天井)の結露を防ぐには
 軒天換気口(写真下左)から空気が入り→垂木の間を通って棟換気(写真下右)から抜ける
   ( 効果は劇的で、屋根に登り棟換気のそばに立つと 猛烈な勢いで空気が吹き上げているのを感じる 
 
   その空気の流れにより、湿気が排出されると同時にA空間と断熱材に熱がこもるのを防ぐ
    たとえ断熱材が一時的に湿気を含んでも、常時流れている空気が湿気を運んで断熱材が
    乾いた上体を保ってくれる
  

                             

斜めに登っているのが屋根垂木。この間に断熱材を充填する。

写真準備中

                             

黒く見えるのが軒天換気口

灰色の部分が棟換気

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